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家を建てよう:土地の調べ方①昔の地形や洪水に関する情報

昔とった杵柄で。災害関係の情報は一通りチェックしました。

一般的に言われていることもありますが、私なりの観点もあるかなと思い、シェアします。

土地の歴史:古地図

海、ため池や川であった土地は避けます。

埋め立て地は地盤が軟弱です。

気をつけたいのは昔の河川の流れ方。

川は都市開発により、埋め立てたり付け替えで河道が変わっていることが多いです。

そのような旧河道の上もNGです。

川は単に表面を水が流れているのではなく、地下水が地上まで上がってきてできるものだからです。

これは埋めて数百年経っても変わらず、旧河道は大雨が降ると、水が湧き出てくる可能性が周辺よりも高いと言われています。

郊外など、田畑が多い場所では歩いてみると、ちょっと窪んでいて、なんだかぐねぐねした道みたいなもの(でも道ではない)がず〜っと続いている場所があります。

これも昔の河の流れである可能性があります。

旧河道は標高も周辺より低い傾向もあります。

低地は諸に内水氾濫(雨水、排水のオーバーによる洪水)の影響を受けます。

ゲリラ豪雨が増えている昨今、遊水池のない都市部では、外水氾濫(川から入ってくる水による洪水)よりも、内水氾濫に気をつけるべきでしょう。

今は埋めて、付け替えて水が流れていないから大丈夫とは決して言えない立地です。

よく地名からも地域の災害歴が見えると言われますが、都市開発で昔の地名が消えてしまっていることが多いので、古地図で見てみるのも良いと思います。(新田→開拓地、水関連の地名→川や沢があった地域など)

水害:洪水ハザードマップ

この洪水ハザードマップが出始めた2000年代前半は、そんなしょっちゅう外水氾濫があるのかと思っていましたが、2020年代、毎年のように各地で起こっています。

載っている洪水の情報は2種類あり、読み解き方に注意が必要です。

外水氾濫=川から入ってくる水による洪水のシミュレーション情報が載っています。

かなり正確です。最大の被害想定が示されています。

ただし、小さな小川や水路からの洪水は考慮されていません。

大きな川は、国交省や都道府県がしっかりと管理していて早々に堤防が切れることはありませんが、そこに通じる小川や水路が先に溢れる確率の方が高いです。

内水氾濫(=雨が降りすぎて、排水がうまくいかなくて起こる)はシミュレーションをしている自治体は載せていることが多いはずです。自治体によってはため池の被害想定も載っている地図もあります。こちらもとても参考になります。

目次

災害情報は、どんな情報がどんな前提で掲載されているかを理解することが大切。

被害予想が載っていないから安心!ではなくて、そもそもシミュレーションをしてなくて、結果が不明なだけかもしれません。危険か安全かわからないということもあります。

疑問があれば、そのハザードマップを作成した自治体へ問い合わせてみるのが確実です。

住民の問い合わせには結構、しっかり答えてくださりますよ。

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この記事を書いた人

大阪で小さな会社の代表をしながら、子育て中のワーキングマザーです。
現在第二子妊娠中。

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